企業理念&コンセプト
- かりんとうの「円山菓寮」
- 『円山菓寮』は、和菓子のルーツとされる菓祖神『田島間守』を祀る中嶋神社が鎮座する兵庫県は但馬の国にあります。
西暦六十一年頃、垂仁天皇は田島間守を常世の国に遣わせて非時香果(ときじくのかぐのこのみ)《不老長寿の実》を求めに行くようご下命され、九年の歳月をかけ持ち帰った非時香果が橘と言われており、和菓子のルーツと言われています。
このように当地は、古来よりお菓子とは永い歴史とご縁があるのでございます。
円山菓寮の風雅かりんとうは、奈良時代に文化芸術などと共に中国の唐から伝えられた唐菓子を起源としており、奈良の春日大社、京都の八坂・上賀茂・下鴨などの各社にお供えされている神饌菓子もまた唐菓子が同じルーツと言い伝えられています。
江戸時代中頃、大乗寺密蔵上人は円山応挙の卓越した才能を見抜き、描かれる作品に感動し経済的支援を惜しまなかったと言い伝えられております。
円山応挙は享受したご恩に報いる為、大乗寺荘厳に際して円山応挙と一門の弟子による襖絵や屏風絵など百六十五面の絵画を描き贈りました。亀居山大乗寺が、円山四条派一門の一大美術館、応挙寺といわれる由縁でございます。
大乗寺に所蔵されている作品群、八面襖絵『郭子儀図』、十六面襖絵『松に孔雀図』などにより構成される立体曼茶羅の世界は大乗寺を中心とする香住の地理的環境をイメージしながら宇宙空間を見事に描ききったものとなっており、宗教を超越した感動を人々に覚醒させるものとなっているのでございます。
画祖円山応挙による『花鳥風月の美学への心酔と感謝の心』を結ぶ商品をこころを込めてお届けすることが、お客様のご愛顧にお応えする道であると心しているのでございます。
日本の四季折々に感動させられる花鳥風月の美、そして歴史により育まれたお菓子の出会いは、きっとあなた様と先様に感動を呼び起こしてくれるものと存じております。
どうぞ、あなた様の先様を思いやる真心の一品として円山菓寮の銘菓をお選びくださいませ。